人を助ける。その想いを、医療に。
医療の本質は、「人助け」にあります。
それは単に病気を治すことではありません。
不安を抱えた心に寄り添い、生活を支え、その人らしい日常を取り戻すお手伝いをすること。
私は、医療とは「人の人生を支える営み」であると考えています。
Origin — 原点
1995年1月。阪神淡路大震災のボランティアとして、高校生だった私は被災地に向かいました。
当時の自分にできることは、障害のある方の車椅子を押すことだけでした。専門的な知識も、たいした力もない。それでも、「ありがとう」と言っていただいた瞬間があります。
目の前の人の役に立てた——その感覚を、あの時初めて本当に理解しました。大きなことをしなくていい。ただ、目の前の人を助けたい。その純粋な気持ちが、医療を志すきっかけとなりました。
大学病院や地域の基幹病院で長く診療と研究に携わる中で、病気が進行してから出会う患者さんを数多く診てきました。
「もっと早く、専門的な医療に出会えていれば」
そう感じる場面は、決して少なくありませんでした。
専門医療を、もっと身近に。もっと早く。もっと温かく。
その想いから、2022年に呼吸器内科クリニックを開業いたしました。
そして今、より多くの地域の方々を支えるために、同じ志を持つ仲間と共に歩むために、医療法人社団人助会を設立いたしました。
人を助けるという心は、特別なものではありません。誰の中にもある、純粋な想いです。
高校生だったあの日、車椅子を押しながら感じたことは、今も私の診察室にあります。そして、ともに働くスタッフひとりひとりの中にも、必ずその想いがあると信じています。
その想いを組織として大切に育て、地域社会に還元していくこと。それが私たちの使命です。
これからも、医療法人社団人助会は、一人ひとりの患者さんに真摯に向き合い、「ここに来てよかった」と思っていただける医療を追求してまいります。
どうか、私たちの歩みを見守っていただければ幸いです。
医療法人社団人助会 理事長
井上 英樹